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■はじめに


 山元が広島市内の広島大学東雲(しののめ)キャンパス(学校教育学部)に赴任してから12年が経ちます。この12年のあいだに広島大学教育系学部に起こった「変化」は一言では言い尽くせません。大学内外の制度や社会情勢の変容が著しい変化を私たちの学部にもたらしたともたらしたと言うことができるでしょうし、私自身それに戸惑いを覚えてまいりました。
 しかし、その間、東雲キャンパスの狭い研究室から東広島キャンパスの幾分広い研究室へと「場」こそ変わり、また学校教育学部国語研究室から教育学部国語文化系コースへと所属こそ変わりましたが、「山元ゼミ」として続けてきたことはそれほど変わってはいなかったように思っています。とにかく、各自が関心を持って研究したことについて、調べ考えてきたことを発表し、話しあう。あるいは、何も発表がないときには、コーヒーを飲みながら話をする。そうして、ゼミ生の皆さんは卒業され、修了されていきました。
 この春に卒業したゼミ生たちが、卒業しても何か話をする場があればいいですね、何かこう「現場」で思い悩んでいることを先生やみんなと一緒にいて話を聞いてもらえる場があるといいですね、と言い置いて巣立っていきました。おそらく、口には出さなくてもゼミの卒業生・修了生のみなさんのこころのどこかにはそういう思いがあったのではないでしょうか。なかなか動かないということは山元の悪い癖なのですが、ようやく重い腰をあげて、「はじめてみよう」ということになったわけです。
 この10年ほどのあいだ教育系学部におとずれた「変化」はおそらくこれからも続いていくことでしょう。ひとをバラバラにしてしまう「情報駆動」推奨の動きが世を席巻しそうな今だから、何か「つながり」をもとめていく必要があると思い、この「共同体」をはじめます。しかし、皆さんには忙しいのに、貴重な休日に時間を割いていただくことになります。ですから、けっして無理はしないでください。私にできることは「場」を提供することだけです。「リテラシー実践」とは、ことばを絆としての「つながり」をもとめていく実践のことです。その「つながり」のきっかけがこの「共同体」にある、と一人ひとりが思ってくださるようになれば、それに越したことはありません。この「場」ではじまるその先のことは、その折々に一緒に考えていきましょう。ぼちぼちと、ぶらぶらと。とにかく、歩きはじめます。



2005年5月29日
「はじめよう」と言い出した人びとを代表して
会の名前も提案した行きがかり上
山 元 隆 春




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